2014年7月23日の特定原子力施設監視・評価検討会での福島大・渡邊明教授の発言「東電モニタリングポストの数値より福島県が測定する線量率の方が高い」は正しいか

東京電力福島第一原発の敷地境界の8つのモニタリングポストと敷地外のモニタリングポスト(双葉町16カ所と大熊町2カ所)の2013年8月19日の測定値を比較しました。 第25回特定原子力施設監視・評価検討会(2014年7月23日) 中継動画 http://www.youtube.com/watch?v=AHdJs-9QvRQ (問題の渡邊教授の発言は2:09:00付近から) 東京電力提出資料2 続きを読む
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nao @parasite2006

@kazooooya 高感度ダストサンプリングデータはもともとCs134とCs137を別々に計測(この地図http://157.82.240.167/fukushima/fuku_data/Observation_data.html 上で地名をクリックするとグラフが見えます)

2014-07-24 20:51:57
nao @parasite2006

@kazooooya ここからCsの総濃度とCs134/Cs137比を計算して再表示したのがテレビニュースpic.twitter.com/FXUe1pYVcJ やシンポジウム講演要旨bit.ly/1fL7EZ3 の表示形式なのだと思います。

2014-07-24 20:57:55
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nao @parasite2006

@kazooooya (丸森町の2012年1月1日-5月31日までの高感度ダストサンプリング結果がこちらhttp://157.82.240.167/fukushima/fuku_data/kafun/2.html 2012年4月3-5日の平均で総セシウム量約1.3 mBq/m3

2014-07-24 21:06:45

(↑一般公開されている範囲に関する限り、これが2013年8月19日以前の丸森町の最大値です。福島大学の屋上以外の場所での高感度ダストサンプリングはスギ花粉と放射性物質の飛散の影響を検討する目的で2012年1月から始まり、このテーマの共同研究が2012年4月末に終了したあとも一部の測定地点で観測が続行されているものです。2012年6月以降の測定結果についても何とか誰でも見られる形で公表していただき、2013年8月19日以前のいつごろどの程度まで測定値が上がっていたことがあるか、検証できるようにしていただきたいものです)

酋長仮免厨 @kazooooya

@parasite2006 ということは、丸森町では過去の最大値と今回の最高値(6.7x10^-3Bq/m3)と比較しても数倍程度、過去平均値と比較しても30倍程度にしかなりませんよね(早野さんもツイートしてたはず) ちと怪しい教授w pic.twitter.com/ENcmtKdHb8

2014-07-24 21:22:06
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nao @parasite2006

@kazooooya 福島第一原発構内の測定値がCs137で580Bq/m3なら、10^-4倍は5.8x10^-2 Bq/m3、10^-6倍は5.8x10^-4 Bq/m3。丸森町の8/19の総Cs濃度の実測結果は6.7x10-3 Bq/m3、Cs134/Cs137比は約0.43

2014-07-24 21:23:05
nao @parasite2006

@kazooooya ニュースのグラフpic.twitter.com/FXUe1pYVcJ の黒線から読み取った8/19のCs134/Cs137比=約0.43は、Cs137が総量の約7割だったことを意味する値。丸森町でのCs137の大気中濃度は4.69x10-3 Bq/m3で拡散で説明可

2014-07-24 21:28:15
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(↑2013年8月19日については、丸森町の測定値は福島第一原発構内からの拡散で説明できる範囲に収まっていることがわかりました。他の日についても日時が特定されればぜひ検証してみたいと思います。
なお、丸森町の2013年8月19日のダストサンプリング測定値6.7x10^-3 Bq/m3が山一つ越した南側の相馬市玉野地区の1.28x10^-3 Bq/m3より高いのは、阿武隈川に面した北側を除く三方を山に囲まれた丸森町の特殊な地形の影響を考慮する必要があると思います。南東の風に乗って福島県側から山を越えて流れ込んで来た放射性物質は、西側の山の斜面に遮られて少なくとも一部は通り過ぎることができずに戻り、東側の山との間で往復を繰り返しながらしばらく留まっていた可能性が考えられます)

酋長仮免厨 @kazooooya

@parasite2006 規制委員会・更田委員から東電に対して、「放出量を保守的に見積もりすればいいというものではなく、判断を見誤る」と指摘されてますし、東電側もそれを認めているので、そんな保守的に過大に見積もった放出量と比較して、東電側の数値は1~2桁少ないというのはちとね。

2014-07-24 21:25:41

2014年7月24日付けの朝日新聞の記事http://bit.ly/1tFJi6D ではこの放出量推計について次のように述べています。

がれき撤去、1兆ベクレル飛散 昨年8月、通常の2万倍超 東電推計

 東京電力が昨年8月に福島第一原発で実施したがれき撤去作業で、敷地外に放射性物質が飛散した問題で、東電は23日、4時間で最大1兆1千億ベクレルの放射性物質が建屋外に出たとする推計結果を明らかにした。第一原発からは現在も1時間あたり1千万ベクレルが出ていると推計されているが、2万倍以上が出たことになる。どれだけが敷地外に出たかは不明という。
 飛散が指摘されているのは8月19日で、この日は3号機で大規模ながれき撤去作業をしていた。風下での計測データと、構内で放射性物質の粉じん濃度が高まったときに出る警報が4時間続いたことを踏まえ放出量を逆算。原子力規制委員会の検討会に報告した。
 ただ、最も濃度が高かった20分間が4時間続いたとの設定での計算で、東電は「多く見積もった数字」としている。規制委の更田豊志委員は「もっと細やかな対策をしておくべきだった」などと指摘した。
 東電は8月の飛散以降、作業前にまいていた飛散防止剤を作業後にもまくなどの対策を実施。その後、警報は出ていないという。

まとめ主のつけたし:この時のダストサンプリングは1号機の北西側にある免震重要棟の前で午前9時50分-10時10分の20分間だけ行われましたが(このスライドhttp://bit.ly/1ph2Z3j [2015.2.15訂正 http://bit.ly/17BIRFb ] p.4)、もし放射性物質濃度の時間変化データが残っていれば、こちらのまとめの後半でやったように全体の飛散量はピーク時の飛散量の何倍相当か試算できます↓

まとめ 東京都立産業技術研究センターによる2011年3月15日のダストサンプリングデータは気体状ヨウ素を含んでいない ビジネスジャーナル記事(2014年7月4日) 「東京、埋もれた内部被ばくを示唆するデータ 放射線量と放射性物質濃度が一時ピークに」 http://biz-journal.jp/2014/07/post_5304.html 東京都産業労働局HPに公表されている東京都立産業技術研究センターの測定結果 「東京電力福島第一原子力発電所事故に係る大気浮遊塵中放射性物質の調査報告」 (2011年12月26日付け、2012年1月25日訂正) http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2011/12/60lcq100.htm [2017.10.9追記] 東京都による大気中浮遊塵中の放射性物質測定結果は現在このページにまとめられています。 http://www.sangyo-rodo.m.. 5174 pv 53 1 user

実際にはダストサンプリングは全部で3回(9:50-10:10、11:10-11:30、16:09-16:29)行われており、放出量推定値はダストモニターの測定値や敷地境界のモニタリングポストNo.2の測定値の変動を考慮して当初の1/10-1/5に修正されました。

aragas38=ponpapa @aragas38

3号機がれき撤去で飛散の放射性物質量、当初推定値の10分の1(福島14/08/20): youtu.be/GLPuAeU9cXc @YouTubeさんから

2014-08-20 14:03:15
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nao @parasite2006

@aragas38 ピーク時20分間のダストサンプリング測定値が4時間続いたと想定した前の推定値(bit.ly/1ph2Z3j p.10)に対し今回はダストサンプリング実測値3回とダストモニター測定値(bit.ly/1n8xIfP p.14)を考慮

2014-08-20 16:00:03

[2015.2.15]
古い放出量推定結果を記載した東京電力の資料ファイルはここhttp://bit.ly/17BIRFb で見ることができます。

nao @parasite2006

@aragas38 モニタリングポストNo.2の測定値の変動(bit.ly/1n8xIfP p.6)から放出は2回あったと考えられ(放出時点の3号機の瓦礫撤去作業内容は同じスライドp.26)、2回目の放出量は1回目の放出量の4割強と推定(同スライドp.12)

2014-08-20 16:11:21

(FNNニュースも見直してみました)

nao @parasite2006

@kazooooya FNNニュースpic.twitter.com/skcS2o5SMD の方は、8/19以前の福島市の測定値の字幕の数字、0.00027ベクレル(正しい単位はベクレル/m3)がおかしいように思われます。少し前のグラフに戻ればこの数字は8/19前の1点だけの最大値に対応

2014-07-24 21:36:08
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nao @parasite2006

@kazooooya 8/19前の測定値の全体的傾向としては、1点を除いて10^-5 Bq/m3と10^-4 Bq/m3の間にあり(1つだけ10^-4 Bq/m3を超えた点の値が0.00027ベクレル/m3すなわち2.7x10^-4 Bq/m3に対応)(続く)

2014-07-24 21:41:45
nao @parasite2006

@kazooooya (続き)比較するなら8/19の6.7x10^-3Bq/m3とそれ以前の全体的傾向(10^-5Bq/m3と10^-4Bq/m3の間)を比較して2桁違う、100倍違うと表現する方が妥当で、8/19前で最大の1点を拾って字幕に出す方が妙(あるいはゼロが1つ不足?)

2014-07-24 21:48:03
nao @parasite2006

@kazooooya 音声を聞けば少ないと言っているのは空間線量率の値ですので、こればかりはモニタリングポストの過去データをダウンロードしてつき合わせるより他に手がないでしょう。まずは原発構内の外にあってできるだけ近そうなところからかかるしかないかしら。

2014-07-24 21:56:21
酋長仮免厨 @kazooooya

@parasite2006 検討会録画(youtube.com/watch?v=AHdJs-…)の前半は、敷地境界線のMPと福島県測定の線量率の話で、後半は敷地内免震棟前と丸森町でのダストサンプリング濃度比較の話です。 その後半で教授は「(東電側の)数値は1~2桁少ない」と発言しています。

2014-07-24 22:05:41
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(↑「(東電側の)数値は1-2桁少ない」は上で確認した通り、教授が2013年8月19日の丸森町のダストサンプリング測定値を一桁大きく6×10^-2Bq/m3と勘違いしていたことによるもので、実際の測定値は6×10^-3Bq/m3だったことがテレビユー福島のニュース動画のスクリーンショットから確認できます。画面上のグラフの点の位置を見れば一目瞭然です。この値であれば、丸森町で実測されたCs134/Cs137比=約0.43(総セシウム量の約70%をCs137が占めることに相当)を考慮しても、東京電力が同日福島第一原発の構内で20分間測定したCs137のダストサンプリング測定値580 Bq/m3が拡散により10^-4から10^-6に減衰して到達する範囲、すなわち5.8x10^-2 Bq/m3から5.8x10^-4 Bq/m3に十分おさまります。またたとえ丸森町の測定値が実際より1桁大きかったとしても、丸森町で実測されたCs134/Cs137比=約0.43を考慮すると、それはまだ原発構内から10^-4から10^-6に減衰して到達する範囲の上限値ぎりぎりに近い値です)

酋長仮免厨 @kazooooya

@parasite2006 また教授は「県民の一人としては1ベクレルでも出して欲しくない」とも発言していて(気持ちは分かるけど)、Cs数十Bq/m3程度の排気中濃度は認められているのに、規制委員会検討会メンバーとしてどうなのかとも思う pic.twitter.com/5bFgfwT67b

2014-07-24 22:14:05
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まず調べやすいデータを調べました

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