景観論について考え中(ドラフト)
- mori_arch_econo
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@mori_arch_econo 地震について言えば、イタリアも地震国。災害前と後の写真記録を調べるのも興味深いですね。 日本の場合、直近の例で(昨日)西新宿の災禍を受けた密集木造地帯を更地にして三菱地所が60階建てのマンション建設着工。これにはびっくりこきました。
2014-11-07 16:54:20@DamnDamnChing @mori_arch_econo @akimuleta 日本などの場合は更に湿度の問題もありますから、建物を維持する困難さを踏まえた上で、どう連続性を維持するかというのも興味深い点と思います。 例えば、伊勢神宮などのやり方は他と比較できるかと。
2014-11-07 16:54:52@akimuleta そうですね。それに対し大阪の法善寺横丁の事例が画期的でした。火事で焼失し普通に建替えると横丁の細さが崩壊し元の風情が消え失せてしまう。織田作之助の小説や著名人に愛された店々の観光地としての横丁の価値を再生維持するために既存法をうまくつかって再生したんです。
2014-11-07 17:08:10@DamnDamnChing @Black__Purple @akimuleta そうですね。明治維新が1867年だから関東大震災1923年は56年後なんですよね。東京大空襲が1945年だからその22年後、オリンピックは1964年だから19年後、ほんとに昔の人は凄いと思います。
2014-11-07 17:20:49@Black__Purple @DamnDamnChing @akimuleta 遷宮のシステムは技術継承も出来るのと生物学的代謝のメタファーが埋め込まれますから日本人にはしっくりくる残し方です。そういった意味では今やるべきは中銀タワーのカプセル交換メタボリズムの実行なんですよ。
2014-11-07 17:23:15パターンランゲージの範囲や応用を拡張していったように、メタボリズムも建築家による未来的なセル集積デザインのみをメタボリズムなのではなく、範囲を拡張し、古い駅舎をたとえば古いままに最新鋭に建て替えることもメタボリズムとすれば建築家諸兄も乗ってくるかもしれんな。再生建築もメタボリズム
2014-11-07 17:37:14@mori_arch_econo そもそも日本の大学の建築科で、こういう再生建築やリノベーションって講座として存在しているんですかねぇ?もし、ほとんどないのだとしたら、成熟化しつつある社会の現実的なニーズと大学での研究方向が噛み合ってないことになりますね…
2014-11-07 17:43:56@misa_bi @akimuleta また建て替えればいいという意味では江戸期を通じて「消耗品」だったかもしれませんね。江戸時代には住宅ローンを背負って庶民が家を買うという金融システムではなかったでしょうから、消耗品の意識と長期ローンの仕組みが元々うまく噛みあってないのかも。
2014-11-07 17:44:57@_kyzka 存在していません。研究している先生方もいらっしゃいますが、実行されているのは青木茂先生くらいだと思います。残念なのが青木茂先生の活動がいまだに特殊解とされてるところです。しかし政財界では早くから青木先生には着目しているので建築内フォローワーを増やす必要があります。
2014-11-07 17:47:36@sakebu_kemono ほとんどの建築家が景観を考えることを嫌がってますねえ。たとえば古い街並みは皆さん好きなようですが、そこで仕事がくると必ず「現代の町屋」とかいいながら、周辺を背景と考え異物を差し込んできますね。先日も岸和田の綺麗な旧街道筋で宙に浮かせたドヤ建築見ました
2014-11-07 17:52:22@mori_arch_econo なるほど。先日来何度か引用したアレックス・カー氏の「ニッポン景観論」でも指摘されていましたが観光立国だの景気刺激だのと財政出動してもそれが全て新規のハコモノ予算として使われているのも問題ですよね。 再生建築や景観論を学んでも予算がつかないのでは…
2014-11-07 17:52:55@_kyzka 再生したり景観維持した方が、「儲かる仕組み」と「褒められる制度」をつくればいいと思っているんです。
2014-11-07 17:54:01@mori_arch_econo ですよねぇ。グッドデザイン賞などでも、リノベーションのプロジェクトがぼちぼち受賞してはいますが、所詮メインストリームではないというか…
2014-11-07 17:59:58@_kyzka リノベーションの場合、ボロボロがこんなに生まれ変わった!って美容院とかオサレカフェみたいなデザインしかまだ出て来ないからでしょうね。世界には歴史的都市ベネチアの建築家でカルロ・スカルパという、仕事はほぼリノベーションばかりなのに、すごく尊敬されている人もいますよ。
2014-11-07 18:03:53@misa_bi @mori_arch_econo 地震が多く、元々木造建築が主流なのが建築物の消費指向と関係しているのではないでしょうか。残りにくい木造なうえに災害によって壊れる機会が多いですし、そのうえ酸性の土壌で土地柄からして元々物が残りにくい国土です。
2014-11-07 18:06:56@M1120A @misa_bi そうですね。それで残すところと残せないところの切り分けなどもしていたんだと思います。石垣だけ残ってるお城とかもそうですね。
2014-11-07 18:09:32@M1120A @misa_bi 岩国の錦帯橋とかはお城のようでもあり遷宮のようでもありますよね。
2014-11-07 18:10:39@misa_bi @mori_arch_econo 現在の日本で景観が無視されがちなのは小さくまとまった物を他と切り離して愛でる文化が関わっているようにも思えます。良い例で言えば盆栽ですね。日本人は他者を気にする一方で細かいプライベートの区切りには割とシビアなんじゃないでしょうか
2014-11-07 18:16:20@misa_bi @mori_arch_econo 下町の家々に並んでいるどう見ても汚いとしか思えない植木鉢なども言うなれば一種の盆栽なんだと思います。周りは一切切り離して、自分の環境だけを考えて楽しもうとする文化と言いますか。狭い国土が要因かもしれません。
2014-11-07 18:19:46@M1120A @misa_bi 確かに。なんか感覚として見えてるのに認識的には見えなくする、視覚ノイズのフィルタリング機能みたいのも発達している気がします。
2014-11-07 18:22:44@misa_bi @mori_arch_econo 技術的・社会的制約が無くなった現代では、そういう思考が建物・景観という形でモロに現れているんだと思います。ですから私も汚い街並みだと呆れる一方で、何か「ああ日本だな」とどこか安心してしまう気持ちもあります。
2014-11-07 18:24:26@M1120A @misa_bi はい。その辺のことも、「マンガの窓が最近凸凹リアルになってることについて」に引き続いて、「マンガの街の電柱と電線が最近ぐちゃぐちゃリアルになってることについて」と題し、浅野いにお先生、花沢健吾先生、奥浩哉先生でやる予定です。
2014-11-07 18:27:13「マンガの街の電柱と電線が最近ぐちゃぐちゃリアルになってることについて」を準備中
2014-11-07 18:27:52@mori_arch_econo その辺りの個人空間の認識について肌身で実感したのは、昔オーストラリアでホームステイした時でした。自室の扉を閉めていたら「体調でも悪いのか」と心配されたんです。あちらは各区切りが厚い一方で、滅多なことでは閉めきらずに基本的に開けっ放しなんです。
2014-11-07 18:30:44@M1120A ほう、それはサインなんですね。扉解放が共同体へのログイン、扉閉鎖がログアウト。
2014-11-07 18:32:13