ええーっ、ということは、大正浪漫風に純喫茶カフェーを描写する時に「ドリップ式」をやったらNGな可能性があって、17-18世紀欧州で主に行われていた浸漬式 gaussatkarizumai.blog.fc2.com/blog-entry-44.… で淹れないといけないのかあああ #珈琲咖啡探索隊
2015-08-18 18:04:24当時の家庭科教科書の「コーヒーの入れ方」より。 dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid… ここでいう入れ方は、フランスの「ドンマルタンのポット」あるいはイギリスのビギン氏が考案した「コーヒー・ビギン」に近く、ドリップと浸漬の折衷 twitter.com/tricken/status…
2015-08-20 12:19:57秋穂益実 『家庭の割烹 : 実用秘伝』(大正5年=1916年)で、ドリップ×浸漬の折衷なんですね。twitter.com/y_tambe/status… やはり #実態的コーヒー文化史 はy_tambeさんの独壇場だな
2015-08-20 12:21:39@tricken コーヒー・ビギンやドンマルタンのポットは、深い布製の「漉し袋」を使い、最初はネルドリップっぽく抽出始まるんですが、ポットに溜まったコーヒー液に粉が浸かります。ドリップの初期の形態といえなくもないので、ごっちゃに分類されることも、ままあります。
2015-08-20 12:43:52@tricken それに戦後しばらくの日本の喫茶店では、鍋に湧かした湯にコーヒー粉を入れて軽く浸漬抽出したものを、大きなネルで漉し、その後ネルにヤカンの湯を注いで、味や量を調整する方法も一般的でした。同じ器具でも、使い方次第でどっちにもなるというか。
2015-08-20 12:46:04コーノ式サイフォンという日本国内サイフォン販売が昭和02年(1927年)らしい。もう関東大震災おわってますね。#実態的コーヒー文化史 coffee-syphon.co.jp/syphonrekishi.… 河野彬さんは医療器具も売ってたらしい。ただこの種の珈琲社史は話を持っているリスクがある。
2015-08-20 12:41:54@tricken ああ、あれはちょっと…。 1922年初版、アメリカのユーカースが書いた「コーヒーのバイブル」とも言われる"All about coffee"の写真。 web-books.com/Classics/Books… 16番の「サイレックス」は1910年代アメリカのヒット商品です。
2015-08-20 12:55:44@tricken 写真掲載されてる頁はこちら。web-books.com/Classics/ON/B0… この器具を「コーヒーサイフォン」と呼ぶのは、おそらく日本発祥で、もともとは1830年代ヨーロッパで考案された「ダブルガラス風船型」の「吸引式コーヒー沸かし」です。
2015-08-20 12:57:39@y_tambe おおー。じゃあ、河野式は、1910s-20s前半の米国サイフォン文化をいち早く(良く言えば輸入/悪く言えばパクって)1925年に日本国内で広めだした、て感じでしょうか。
2015-08-20 12:57:13@y_tambe 河野式より前にサイフォン式を紹介した日本のコーヒービジネスのひとがいたかどうか、ということが、気になります。
2015-08-20 12:57:45@tricken 僕の記憶する限りでは、ないと思います。当時のアメリカ情報を紹介した著書としては、星隆造『珈琲の知識』(1929)あたりが、かなり重要だと。
2015-08-20 13:01:21おっと、そうなんですか。ダブルガラスの後にネイピア&天秤ですか? RT @y_tambe: ああ、あれ逆です。ダブルガラス風船が先。 twitter.com/tricken/status…
2015-08-20 13:11:09@tricken あの当時は、いろんな人が各国でいろんな器具の特許出しまくってた時代なので、おそらく一直線上の系譜には繋がらないと思います。
2015-08-20 13:12:56@y_tambe 了解です。しかしつくづく魔界ですね……多面的に正気を保って調査を続ける忍耐力の必要を痛感します。
2015-08-20 13:16:30@tricken 「いわゆるコーヒーサイフォン」の歴史については、この英語サイトが詳しいです。 baharris.org/coffee/History… (参考文献の Edward & Joan Bramah. Coffee Makersなどの内容も確認済み)
2015-08-20 13:21:39確か、初出です! RT @tsuneduka: 珈琲咖啡探索隊 国立台湾師範大学の修論で「咖啡與近代上海」(柯伶蓁) ir.lib.ntnu.edu.tw/ir/retrieve/50… という論文がありましたがご覧になられましたか? 20頁に「表一:咖啡名稱的變化」という表があるのですが"
2015-08-20 13:52:34はじめてモカからオランダにコーヒーが持ち込まれ、紹介されたのが1616年。1615年だとその前年ですね。当時はヨーロッパでもまだまだ、地中海経由で伝わったヴェネチアと、あとはレヴァント、エジプトへの旅行者くらいしか知らないはず twitter.com/tricken/status…
2015-08-20 15:14:26コーヒーを愛するすべての人におくるドキュメンタリー『A Film About Coffee』日本公開決定! - TimeWarp timewarp.jp/movie/2015/08/… …聞いたことない配給だなぁと思ったら… fashionsnap.com/news/2015-08-1… …ふむ。
2015-08-20 17:51:04もういっこ。パウリスタ案件。 | 「銀ブラ」の語源はコーヒーと関係あるの? - Togetterまとめ - togetter.com/li/690811?page…
2015-08-20 18:55:49喫茶店を描写するに当たって「一杯淹て」かどうか、ってのは結構重要なポイントだったりする。基本的に、一杯ずつ淹れるってのは家庭向け、マニア向けの技術で、戦後復興してすぐの喫茶店もまとめて淹れるところの方が多かった。「本格化」したのははっきりしないけど、恐らく1970年代以降
2015-08-20 19:28:22