【国語教育】「誰だって落ち込むことはある」の主語・述語に関する議論
@Akihiro_KIYOTA @mera85326 ご教示ありがとうございます。副助詞扱いにしてあるのなら、そういうことになりますね。なんでも分析ではないのは難しいです。山田『日本口語法講義』、橋本『新文典別記上級編』などで「だって」は副助詞にも係助詞にもないので、戦後のものなのでしょうか。
2021-07-12 22:43:05@Akihiro_KIYOTA @mera85326 時枝『日本文法口語篇』にも、「だって」は限定の助詞には入れていないので、割と最近の日本語学よりの学説を反映しているのかもしれないですね。
2021-07-12 22:45:48@Akihiro_KIYOTA @yhkondo うかつにも「だって」自体を確認するのを忘れていました。あした現行の教科書をもう一度確認してみます!
2021-07-12 23:05:35@yhkondo @mera85326 はい、教科書の記述の変遷までは確認できておりませんが、マイナーチェンジは行われているようです。 東京書籍の中2の国語教科書に「だって」が「誰だってできるよ」の例で挙げられていました。 pic.twitter.com/Y4HEdMIzVq
2021-07-12 23:11:53「今回、ご相談したのは、文法教育史の専門家・名古屋女子大学の勘米良佑太先生と、文法史の専門家・大阪教育大学の清田朗裕先生です」 / 他8件のコメント b.hatena.ne.jp/entry?url=http… “国語教育相談室:「誰だって落ち込むことはある」の主語・述語 - kimilab journal” htn.to/3Ss4js2Rfq
2021-07-12 23:19:22@Akihiro_KIYOTA @mera85326 ありがとうございます!現行の教科書も集めておくといいということがわかりました。
2021-07-12 23:31:05@yhkondo @mera85326 いえいえ、こちらこそいつも勉強させていただいております。
2021-07-12 23:33:31@mera85326 @yhkondo 私もすべての教科書を比較できているわけではありませんので、よろしくお願いいたします!
2021-07-12 23:34:30@Akihiro_KIYOTA @yhkondo 現行教科書4社における「だって」の取り扱いを見てみました。全社(!)で副助詞に認定していました。光村図書以外は例文つきです。まさか口語的な「だって」も取り扱っているとは思わず、意外な結果でした。お問い合わせのときにまずこれを確認すべきでした。笑
2021-07-13 15:06:52@mera85326 @Akihiro_KIYOTA 意外な結果ですね!そういうことで、三大文法の段階では、入っていないので、どのあたりから入ったのか興味がありますね。
2021-07-13 15:36:26この図を見ただけで詳しい経緯は存じませんが、学校文法ならば 「落ち込むことは」が主語、「ある」が述語で問題ないと思うのですが(「誰だって」は主題) twitter.com/mera85326/stat…
2021-07-13 15:47:20お問い合わせをいただいたので、自分なりに調べてお答えしてみました。といっても十分に研究を追えていないので、なんだこれは、ということもあると思うのですが……ご批正いただければ幸いです。 / “国語教育相談室:「誰だって落ち込むことはある」の主語・述語 - kimila…” htn.to/34wWU38nbq
2021-07-12 20:29:30もちろんそう説明したいところなのですが、「主題」というものを学校文法で立てない以上、それを使わない説明はできないだろうか、というのがこの記事に書いたようなことを考えたきっかけでした。 twitter.com/A_Researcher/s…
2021-07-13 15:58:43@mera85326 @yhkondo ありがとうございます! 面白いですね、となると、他の助詞にも異同があるかもしれないですね。助動詞は意味記述が若干変わっていたと思いますが、語自体は変更されていないように思うので。
2021-07-13 16:18:34中学校の文法問題「『誰だって落ち込むことはある』の主語・述語は何か」についてのコメントをブログにまとめて公開したところ、さらに議論が展開している模様なので、いったんまとめました。 / “【国語教育】「誰だって落ち込むことはある」の主語・述語に関する議論 - To…” htn.to/Lvo9iD2uHY
2021-07-13 16:54:32文法はこうやって時にはなかなかうまくはまらないことを考えるプロセスが面白いし重要だと思うのだが教育としては細かいことは良いから正解がほしいという要求にも対応せねばならず大変そう / “【国語教育】「誰だって落ち込むことはある」の主語・述語に関する議論 - Toge…” htn.to/ZGMRnRm5Wj
2021-07-13 17:25:06@kimi_lab @mera85326 @Akihiro_KIYOTA こんにちは。テクニカルな話ですが,連文節で捉える場合, [誰だって 落ち込む]ことは ある。 のようにコト節内に「だって」を収められないと思うので,文解釈上は勘米良さんの構造の方が直感に合うように思います。
2021-07-13 17:25:51@dlit 小中高の学校の授業の中でこういうのを取り上げて、「いろんな学術的立場があって結論が出てない」って話がされたりするのは、私が受ける立場なら増えて欲しいですけど、あんまり社会的ニーズが高い気がしなくて悲しい少数派なお気持ちでいます。
2021-07-13 17:28:46@kozawa そういう方向に本格的にシフトするなら,評価法を変えなければならなくなるでしょうからけっこう大変そうです(せっかく授業で調べたり考えたりしてもテストや入試では結局1つの正解を答えさせられるのだと…
2021-07-13 17:33:34@tmogi_nichibun @kimi_lab @mera85326 こんにちは、ありがとうございます。「だって」のもつ主題としての性質が関わるので、コト節内には生起しない、という理解でよろしいでしょうか。
2021-07-13 17:41:00@kozawa 国語については,そもそも教員自体に文法があまり好き/得意ではない人がそれなりにいるという事情も関係していそうです さいきんは文法はともかく言語関係の項目自体は重視されているみたいなのでそうでもないのかもしれませんが
2021-07-13 17:48:15@Akihiro_KIYOTA @kimi_lab @mera85326 はい。「誰だって」が文全体(=「落ち込むことはある」)に係るという形になると思います。 「誰だって 落ち込む」の述語「落ち込む」に,“散発的な出来事の発生”を表す複合辞「ことが(は)ある」が付いて述部を構成している,というイメージです。
2021-07-13 17:48:28@Akihiro_KIYOTA @kimi_lab @mera85326 ただ,この「こと」は,学校文法的には「形式名詞」と分析せざるをえないと思います。 名詞である以上,主語になりうるので,「ことがある」をいったん主述関係と見なす,という(変な)処理が生じる,というのはご指摘のとおりだと思います。
2021-07-13 17:49:02@Akihiro_KIYOTA @kimi_lab @mera85326 清田さんの「日本語文法に基づく説明」に近い「学校文法に基づく説明」ができないものかと考えたのですが, 誰だって [[落ち込む ことは] ある]。 の順番でくっつけると,どうしても「ことはある」を1つにまとめられません(笑)
2021-07-13 17:53:40中学校の口語文法についての議論。私もスレッド中にコメントを書きました。学校文法の改善について、こういう情報交換が必要だなと改めて思った次第です。 twitter.com/kimi_lab/statu…
2021-07-13 17:54:11