- L_O_Nihilum
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モノ化されるキャラクター、という論が書かれないくらいには、キャラクター=物という考え方による前提の論考は多いよね。 でも、そうとらえてはキャラ愛は出てこない!っていうところから、享受者とともにキャラクターに迫る評論を見たことが無い。これは凄い寂しい。
2013-09-28 00:48:00@L_O_Nihilum 自分の場合、他の物語性を持つ表現と比較して、ゲームという表現構造と、キャラクターを「外世他者」として見る事の相性自体が悪いのではないかと考えています。それはゲームのキャラクターの「反復するアクション」によるところが大きいのですが。
2013-09-28 00:55:46@knm_mtym_2 そこで僕はゲームが「パターンになり”ざるをえない”」所を受け入れて、表現しようとしたもの、として見直すようにしています。たとえゲームのキャラであっても、アニメ化されたり小説化すれば彼らであっても「登場人物」たりえるわけですから。
2013-09-28 00:57:16ここにおいて、キャラクターの認識の仕方に関して僕が最近修正した部分があって。 キャラクターは「その世界に於いて」実在(∧実存)する。 だが、それは(作者によって)痕跡づけられたのみ。故に差延し、表象しかこちらに与えない。
2013-09-28 00:58:39所謂キャラクター論的なキャラの扱いをある種保存する場所が必要。 キャラクターとは図像であり、記号の集合による「指定された人格(Characterの原義)」としての表象である。 しかしそれは外世における彼の表象と言う意味のそれである。 したがってキャラクターは「外世他者表象」と言う
2013-09-28 00:59:40別の世界として物語が書かれる(虚構である)。 しかしその世界の当人は自分がその世界に居る者として自己や周囲の存在を扱う。 そして、読み手も内容理解のうえではそれを前提しざるを得ない筈。 この時、その指示されている前提上の世界が、「外世」。
2013-09-28 01:01:04外世に、キャラクターが住んでいる。 素朴に考えればいい。月姫世界の三咲町には遠野志貴がいる。冬木市にはFateの衛宮士郎がいる。幻想郷には霊夢や魔理沙がいる。 このときの「志貴」「士郎」「霊夢」「魔理沙」が、キャラクター、即ち外世他者である。
2013-09-28 01:02:24しかし、当然ながら、それは読み手のいる此方側、確実に「虚構」に対するものとして前提された「現実」としての、私たち側からすれば、どのようにしても、メタの対象であり、虚構でしかなく、表象でしかないという側面を持つ。 よって、さらに詳細なテクスト的な記述として、 外世他者表象、と言える
2013-09-28 01:04:09では、読み取っているのはどこか。外世他者表象、物語表象か。 確かにそうだ。だが、読みつつも、前提しているのは外世でありその他者である。そして、界隈がキャラクターとして扱い、愛するのも最前提はこれである。
2013-09-28 01:04:53このように考えることが求められる。 キャラクターは実存しない。 だが、それは要請された前提である、と。
2013-09-28 01:05:20だから、「ある作品において違う事象が同時に起りえる場合」でも、柔軟に読み手は対応する。「パラレル」と言う語はそこで使われる。 作品の外世枠を超えた、反則的な発言や、そのような現象の使い方にも、対応する用語を用いる。ここにおいて「メタ」という言葉は現出する。
2013-09-28 01:06:14前者の例:ラノベやコミック、小説等の長編物語の分岐世界の諸解釈。アドベンチャーゲームにおける諸解釈。 後者の例:こなた(らきすた)らや、討伐された後の解説役としてのフリアグネ(シャナ)、メルブラにおける琥珀やネコアルク、MARVELコミックのデッドプール等。
2013-09-28 01:08:52「表現構造を決めると、自然とその上で作られるものも大まかな方向性が定められる」というのが自分の考え。その基本的なルールを踏まえた上で、あえてそこからの逸脱を行うのなら、そのアンビバレンツさこそが作品のキモになるのかも。
2013-09-28 01:14:26すっごいもののそとっつら http://t.co/vNYMBLEIQY 「ことばにあらわせない」何かを、言葉にする。基軸に頼らない、のはその覚悟でもある
2013-09-28 01:21:35「じゃあ圧力を与えてやるから俺に貸せよ」って言って勝手に破壊して俺様ヅラする藝術家のせいで、そういう創作に嫌気がさす人が増える。 そういう意味の圧力や理不尽とは違うと信じてます。>RT
2013-09-28 01:33:31そのようなタイプの批評等等に対して打ちたててるモノですから。見落とされてる観点の、疎外への迫りがコレですから。
2013-09-28 01:34:07