なぜ銃は「撃つ」との表現になった?弓から連想して「射る」とかだったりしない?

言われてみれば…新技術・新製品のの固有名詞はかなり考えて意図的に命名されるけど、その周辺の動詞なんかは、誰がいつそれに決めたんだ?ってこと、IT・コンピュータ周りでもありますよね。
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黒井瓶(Kuroi Bin) @jaguchi975

なぜ日本人は銃が伝来した時、銃を用いた攻撃を「射る」ではなく「撃つ」と表現したのだろう。 英語でもshootの原義は「射る」に近い。「撃つ」はattackだ。

2020-07-12 12:15:45
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@jaguchi975 yiruは、ya、yumiとつながってる言葉だからでしょうか。下は日本語南島語起源説(日本語の起源には諸説ありますので)のサイトですが 「似た現象 (名詞: ma が 動詞: mi-ru に変化)が、 ya (矢)と yi-ru (射る)、ko2ro2mo2 (衣) > kiru (着る)にも起きてます。」 roz.my.coocan.jp/wissenshaft/AN…

2020-07-12 18:21:36

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黒井瓶(Kuroi Bin) @jaguchi975

@fushunia ya、yumi、yiruですか。考えたこともなかったです。ありがとうございます 「射る」は元々「弓矢」とセットで生まれた語彙だったのですね

2020-07-12 18:25:28
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@jaguchi975 東京大学史料編纂所データベースで古文書を検索しましたが、『島津家文書』に「弓鉄炮射と〇しの事」とあるのが、唯一の用例みらいです。これも「〇」の部分の文字がよく分からないので、何と言ってるか分からなかったのですが。 clioimg.hi.u-tokyo.ac.jp/viewer/view/id…

2020-07-12 18:31:24
黒井瓶(Kuroi Bin) @jaguchi975

@fushunia 調査ありがとうございます いちおう用例はあったんですか 「構え、射よ!」になっていた可能性も少しはあるんですね

2020-07-12 19:01:17
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@jaguchi975 ほとんどの史料は、「矢を射、鉄炮を放」と書かれてました。この島津家文書は、〇の部分が崩し字苦手な私には読めないので、射が弓矢にだけかかってる可能性もあります。なので、分からなかったです。

2020-07-12 19:03:15
shinjiwakasa__ @shinjiwakasa_

@jaguchi975 日本に初めて伝来した銃は「スナッピング式」というトリガーを引き火皿に火縄をハンマーのように打ちつけて点火する銃だったようですね。日本語の表現としては射撃対象への「射る」よりも、大音響をたてる銃の(火皿を撃つ)驚くべき機構そのものがより印象的だったといった考察も可能かもしれません。

2020-07-12 20:55:24
黒井瓶(Kuroi Bin) @jaguchi975

@hitsujishinji なるほど、スナッピング式ですか。初めて知りました。 銃そのものの「打つ」動作から「撃つ」となったと。とても納得です。

2020-07-12 21:44:13
ツイッター疲れるからやめます @stanakaspp

@jaguchi975 推測ですが弓が武士にとって特別だからかもしれません。 武家には弓馬の家という別名もあるくらいです。 鉄砲は新参者なので差別化したかった意図はあるかも。

2020-07-12 21:53:43
黒井瓶(Kuroi Bin) @jaguchi975

@stanakaspp 僕は戦国史には疎いのですが、足軽のような下級武士のイメージが強いですからね。

2020-07-12 22:26:10
魂魄 ウミ @umi_konnpaku

@jaguchi975 @ishiimark_sign 矢は飛翔中でも目視できる場合が多いのに対して、銃は着弾後の弾痕しか目視できないからでしょうかね?

2020-07-13 00:04:38
台湾の牛肉麺好き @glade_c_sh

@jaguchi975 面白い! ちなみに中国語だとこの動詞は「打」です。ついでに銃が「槍」。(銃が槍ってのも面白い…) あわせて「打槍」で、「銃を撃つ」。

2020-07-13 00:17:29
烏瓜 @WarauuYama

@jaguchi975 日国によると「射る」ともいっていたようです。どうして廃れてしまったんでしょうね。 いる【射】 〘他ア上一(ヤ上一)〙 ①弓につがえた矢を放つ。鉄砲の弾丸をうつ場合にもいう。 ②矢や弾丸を目的物に当てる。 小学館 精選版 日本国語大辞典

2020-07-13 00:19:06
ひさか(国産) @hisaca_

@jaguchi975 打撃(刀とか槍とか)とか射撃(だいたい弓)とかいろんな撃が既にあった中で、指で金具を押して火薬でちっこい球はじき出すっていうこれまでにない原理の攻撃である銃撃をどう和語で表現するかっていうと、やはり「撃つ」としか言いようがなかったのではないかと。

2020-07-13 00:24:38
me3 @me337076387

@jaguchi975 日本語、面白いですね。 乗り物の、乗る(またがるもの)、運転(すわる)、操縦(3次元であやつる)にも似たような経緯があるのでしょうかね。

2020-07-13 05:35:01
yuki(厨2と犬🐶の母) @yuki19710314

@jaguchi975 「撃てぇ!」は言いやすいが 「射てぇ!」は言いにくいから? 弓道やってたので 別にしたい気持ちは分かります。😃

2020-07-13 06:34:14
黒井瓶(Kuroi Bin) @jaguchi975

小説家志望。第66回群像新人文学賞最終候補。埼玉県本庄市民。

https://t.co/ejZ3qcMlwq

ゲッター・ショーン @GetterShown

@jaguchi975 蛇足ですが、弓鉄砲大砲全てを含む「射撃」という言葉がいつ頃から使われ始めたのかも気になりますね。

2020-07-13 07:30:30
しん @row_din

@jaguchi975 @ishiimark_sign 着弾の衝撃がツブテの衝撃と似ていたからではないでしょうか? 矢は切っ先がありますが伝来した弾丸は丸めたツブテなので攻撃を受けた側の感覚で撃を使ったのではないかと。

2020-07-13 07:38:15
amacat @amacat_ingress

@jaguchi975 「てつはう」はそもそも火薬を詰めた鋳鉄の球形手榴弾だったので、投擲の【擲つ】。それが銃砲から鉄丸を射出するようになっても、つかわれているとか。 pic.twitter.com/Qr1Wd5dN73

2020-07-13 09:07:14
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黒井瓶(Kuroi Bin) @jaguchi975

@amacat_ingress おお、火縄銃以前に遡る発想はありませんでした! ご意見ありがとうございます。

2020-07-13 09:10:45
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