算数教育に足し算の順序は重要だ!という白熱の議論

9

超算数 界隈では有名なアカウントである黄卵氏 @flute23432 から以前の私のまとめ( https://togetter.com/li/1979954 )についてリプライをもらいました。正論を言っているようで、なんだかんだいって結局、教科書こそが正義!とのことだったので、まとめました。

以前のまとめ→発達心理学(人類学)の立場からは、足し算順序もかけ算の順序も否定できる - Togetter https://togetter.com/li/1979954

黄卵氏@flute23432と言えば 漢字は学校で教わった教科書体で書くべきだと主張し、「火」は1画目は縦になるのでそう書くように児童に指導すべきだとも主張していたことからも分かるように、小学校教師を擁護することで有名な人です。

「ドリルや単元テストは、授業で学んだことができるかどうかをチェックすることを目的とする。だから、授業の際に教科書体で学んだ以上、教科書体に従って漢字を書けるかどうかが、テストでも問われるのである。」2022年09月24日 21:52 
https://twitter.com/flute23432/status/1573656543215915008?t=QQksj8MnbgO-ogoqz_pr3g&s=19

■■■■■■■■■■■■■■
黄卵氏のブログはこちら↓
かけ算の順序についてのQ&A
https://flute23432.blogspot.com/2020/06/blog-post.html?m=1

■■■■■■■■■■■■■■

足し算の順序についての議論の前に、普段の黄卵氏の主張(活動)を紹介↓

kistenkasten723 @flute23432

小学校では、教育の都合上、漢字の【書体】は教科書体に制限されているが、しかし、だからと言って、漢字の他の書体が存在しないとか、間違っているとか、言おうとしているわけではない。ただ、1つの書体を集中して学んでいるだけである。

2022-09-24 21:52:14
kistenkasten723 @flute23432

学校でそうだからと言って、小学校を卒業した人が、教科書体で書くことを、小学校が求めるものではない。小学校で小学生の漢字教育のために採用した書体や筆順は、小学校が一般に押しつけるものではない。

2022-09-24 21:52:14
kistenkasten723 @flute23432

教科書体では、「火」は1画目は縦になる。ところが、それができていなかったから、減点された。 pic.twitter.com/3uL51QBT8P

2022-09-24 21:52:12
拡大
kistenkasten723 @flute23432

(参考) 漢字ドリルから。第1第2画は、角度だけでなく、とめる・はらうという点でも違っている。 pic.twitter.com/PCZRBSveBe

2022-09-25 16:45:00
拡大

■■■■■■■■■■■■■■■■

小学校教師を擁護する黄卵氏@flute23432 のスタンスが分かったところで、黄卵氏の足し算の順序擁護をお読みください

■■■■■■■■■■■■■■■■

kistenkasten723 @flute23432

猫尾氏「発達心理学(人類学)の立場からは、足し算順序もかけ算の順序も否定できる」(Togetter 2022/11/29) togetter.com/li/1979954 #掛算 #超算数 #算数 #算数教育 #たし算の順序 #たし算

2022-12-04 17:38:13
kistenkasten723 @flute23432

「くと >を見分けるのは自然界では不自然」 5歳前後の子供が鏡字を書くから、〈たし算の順序〉指導は、自然界では不自然、というのは、あまりに論理が飛躍していないか。飛躍した議論が好きなモナ氏を思い起こさせる。

2022-12-04 17:38:13
kistenkasten723 @flute23432

鏡字は1つの字の左右反転であるが、たし算の式9+6は3文字の対称性である。しかも、実際には、9+6=15と、等号や計算結果も含めて書くので、対称軸が+記号上にあるとは言えない。

2022-12-04 17:38:14

※2+1と1+2というような数式が同じ図形に見えるか否か?のような議論はしていません

文章題の理解とは現実の事象を想起することであり、現実の事象を思い浮かべた際に【人人人 子】と【子 人人人】は同じ事象ではないか?という議論をしています。

一応、読み書き障害の人が見えている世界は特殊な見え方をしているらしいので、180°回転すると同じ図形になる9+6と6+9が同じ図形に見えるか否かは興味深い内容ではあります。

kistenkasten723 @flute23432

生物界では、カタツムリの殻のように、左巻き右巻きのどちらか一方が優勢だということはないのか。アミノ酸の分子構造が非対称なっているのはなぜか。右利きの人が多いのはなぜか。

2022-12-04 17:38:14
kistenkasten723 @flute23432

5歳前後と6~7歳の小1とは同じではないのだろうけれど、低学年でも鏡字を書く例はある。だが、それは少数だし、小学校の書き方教育で、克服されていくものである。

2022-12-04 17:38:15

※7歳の時点でも20%程度が180°回転図形を同じ図形とみなします。また、グラフの通り、成長後も10%前後が180度回転図形を同じ図形と見做しますが、この数値は成年後の読み書き障害の分布(日本人9%)と近似します。

ねこのしっぽ @jDwM1xw5QhhoOSF

③鏡文字が書かれたり、違いが区別されないなどの混同が起こりやすいものには、ある程度の法則性があり、図形・漠字・カタカナ・ひらがな・数字の順になる。 pic.twitter.com/VX1DBumUht

2022-11-29 17:04:43
拡大
kistenkasten723 @flute23432

小学校低学年時に不等号の<と>の区別が難しいのだとしても、その傾向は、小学校教育などを通じて修正が目指され、<と>が区別できるようになっていく。

2022-12-04 17:38:15
kistenkasten723 @flute23432

「文字」は、2次元上にしか存在しない」 現実のゾウは3次元、描かれたゾウは2次元。文字や数、数式は、たしかに、2次元的に広がる紙ないし画面の上に書く。

2022-12-04 17:38:15
kistenkasten723 @flute23432

しかし、最初に書いたの文字の後に次の文字を1列に書いていくという意味では、線的であり、したがって、1次元的と言うべきではないのか。

2022-12-04 17:38:16
kistenkasten723 @flute23432

文章は紙のうえに書くとき、紙の幅に制限があるので、どこかで改行する。改行すると、文章は2次元的に展開するが、それは外面的にであって、1行目の最後の文字の次が2行目の最初の文字なので、1列のままとも言える。

2022-12-04 17:38:16
kistenkasten723 @flute23432

小学校1年生は、時間の順序と文章題の文章表現の流れに沿って、式を立てるように求められる。たとえば、「4人の子どもたちが公園で遊んでいて、あとから3人やってきた、何人になった?」という文章題では、式は4+3=7。3+4と書くと直される。 pic.twitter.com/qTt0egRbEk

2022-12-04 17:38:17
拡大
kistenkasten723 @flute23432

言い換えれば、式の立て方がわからない児童に式を教えるのに、文章の通りに書けば、あるいは、挿絵→挿絵→挿絵の展開に沿って書けば、ともかくも式ができるように、初心者向けになっているのである。

2022-12-04 17:38:18
kistenkasten723 @flute23432

数学的思考を学び始めたばかり児童にとって、式はまだ式として、他から独立しておらず、自然言語の表現や、描かれた事物や半具体物の増減や配置などと、一体化している。だから、これは児童の発達段階にふさわしい教え方である。

2022-12-04 17:38:18
kistenkasten723 @flute23432

単元テストは授業で学んだことができるかどうかをチェックするものだから、授業で、そのように、文章の順に沿って、挿絵の展開に従って、式を立てたなら、テストでも、そのように立てるように、求められる。

2022-12-04 17:38:18
kistenkasten723 @flute23432

公園の文章題は増加タイプのたし算文章題で、すでにいる子供たちに、あとから追加で子供が合流する。これとは別に合併タイプもある。たとえば、「金魚がいない水槽に、太郎が左から金魚を4匹、花子が右から3匹入れました。今は何匹?」。 pic.twitter.com/bJL7b9OWh3

2022-12-04 17:38:19
拡大
1 ・・ 4 次へ